2018年秋M3の振り返り
M3も4回目、前々から作りたいと思っていたインストのみのアルバムに挑戦してみました。
「The Electro Fairy Book Andrew Ranom著」とかいう奇怪なタイトル。これはアンドリュー・ラング先生の「〇〇色の童話集」をインスパイア?しています。現代で親しまれる様々なファンタジーの源と言われるFairy Book、様々な話が入っています。いろんな曲が入ったアルバムにしたい、と思った時このタイトルが浮かびました。ブックレットのポエムみたいなのも、そういった世界観への導入になればと思って挑戦してみました。
ここからは各曲の小話や制作秘話等を
もし作者である自分とイメージや解釈が異なっていても全然いいと思います。
むしろ異なる解釈や共感できる解釈、色々あってこそのファンタジーだと思ってます!
1.The Gate of Electro Fairytales
これからこんな世界が始まるよといった説明、つまりアルバムの導入として作った曲です。テクノな感じですが展開の変化が早い。
カプセルホテルの休憩室でポチポチしながら作った曲です。
2.The Excessive justice and a Lonely girl
タイトルと冊子の世界観はめちゃくちゃ好みのやつです(自分で言う)。
音楽で世界観を表現する難しさを実感しましたね。話も音楽も続きを作りたいですね。
3.魍魎跋扈(もうりょうばっこ)
日本の妖怪退治の話を研究すると、そういった類の話が比較的多く見られるのは平安と江戸。これは他の時代とくらべて戦が少ないかららしいですね。平和な時代、人々は英雄譚を求めるようです。
今回は平安の妖怪をテーマとした曲です。やっぱり和風は好きです。
4.Deeper Diver
2018年の三月ごろに一度作り上げた曲を今回収録しました。その間「グランブルー」というフランス映画を見て、それに触発されてボコーダーのセリフ等を新しく差し替えました。自分にしては珍しく暗い感じの曲です。結局最後に明るくなるのですが(笑)。
5.神隠し 〜Key of other Worlds〜
「裏キー」(調性の話)という概念を知った時なぜだかえらく感動したことを覚えています。ならばそれを使った曲を作りたいと思って挑戦してみました。しかしなかなかうまくいかず、後悔の残る結果となってしまいました。アイデアと世界観に音楽の知識や実力が追いついていない、「作りたいものを作る」「伝えたいことを作品で伝える」難しさを実感しました。とはいえ世界観は大好きな作品なのでまたトライしたい!
6.Spirits of Ripples
やはり「海」がテーマの曲は欲しいでしょ!!ということでギリギリになってこしらえた曲。途中で曲のデータが消えてしまったので、もし作り直したとしても完全に同じものはできないと思います。
踊れるけど少し切なさを感じる、クラブの終わりの方で聴きたい、そんな感じをイメージして作りました。
7.Encore on World Collapse
仮想世界が舞台の作品、昔から結構好きなのです。サマーウォーズとか.hackとか・・・
そういった作品のラストをイメージして作りました。まあゲームのボス戦って感じです。
また昔作ったゲームのBGMのリミックス、それもちょっとインスパイアしました。
8.afterwords:The Legend has repeated and one story has concluded.
However, only you can make next pages.
タイトルの通りです。たぶん自分に向けたメッセージでもあります。
Encore on World Collapseとちょっと繋がってると思います。
振り返ってみると、やりたいことをやったが満足いってないと言う感じですね。
まだまだ勉強不足です。
これを書いてるのはM3終わって1ヶ月後なのですが、最近なかなかMusic Planzのほうにも顔を出せてないのでいかんなと思います。(耳コピも全然進まない)
とはいえ、8曲作った事実、数々のトライ&エラー、そして成功は自分の糧になっていると思います。
買ってくださった方、聴いてくださった方、好きだと言ってくださった方には本当に感謝しています!もし問い合わせ等あれば気軽にご連絡ください。
次回春M3にも出ます。今度は歌物になる予定です。今後ともよろしくおねがいします! 2018.11.26 エソラゴト代表 RAN・M
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