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M3 2019春 Eureka


Eureka jacket

2019/4/28 自分にとって5回目の参加となるM3が行われました。 ここでは反省や感想、曲の裏話等をしていきたいと思います。 前回のM3で"Electro Fairy Book"を出した後、今度はまた歌モノを作りたいと思い、コンセプトを固めていきました。実は今回、アルバムの曲順が偶然にも作った順とほぼほぼ一致しています。 M1:Promise the World  「とりあえず一番好きな感じで1曲作ろう」と思って作った曲です。1コーラスを作った後はしばらく寝かせいて、また、最後まで調整を続けていた曲です。以前作った"World Mapping"と曲構成が似ていますが、これは「この曲にはどんなアレンジが合うだろう」と考えた結果です。境界を感じさせないLydianを中心として、「ピアノ+シンセ+ストリングス+四つ打ち」のアレンジ。これ系の曲、誰かジャンル名をつけてください。(他力本願) 歌詞と合わせて、おそらく自分が一番作りたい世界観かなと思います。お気に入りの曲です。 M2:ユレル  久々に作ったバンドサウンドです。サビ頭のパラレル上昇型メロは「こんなメロアリなのかな(笑)」と思いながら作っていました。ギターソロ前半は自分で挑戦しています。後半は・・・ 生楽器の打ち込みが苦手なので、今後の課題だなと思います。 M3: to a new era  テクノっぽいインストです。ポップス要素はかなり薄いので驚かれた方はすみません。改元関係の曲を一つ入れようと思って作りました。今までのインストは空間的広がりを意識したものが多いですが、これは時間的広がりを意識して作りました(?)。まだ「令和」の元号が発表される前に作った曲なのでこのタイトルになっていますが、もっと後に作っていたらタイトルが変わっていたかもしれません。 M4:虹色のシナリオ  今回の曲の中ではもっともテンポの遅い曲ですね。今までとはかなり違った曲調です。最初はもっと違う歌詞になる予定だったと思います(あまり覚えていませんが・・・)。今回のアルバムは「あとがき」にも書いたように歌詞に意識を置いてみましたが、この曲は歌詞をかなり試行錯誤しながら書きました。「サ行やハ行は避けるべき・・・だけどどうしてもこの単語を入れたい・・・」そういった葛藤に悩まされていました。「フィナーレにはまだ早い」「未完成じゃ終われない」といった歌詞は結構お気に入りです。 M5:cogito ergo sum  「我思うゆえに我あり」。デカルトが『方法序説』の中で言った言葉ですね。sumは英語で言う"I am・・・"の"am"です。アルバムのタイトルは早いうちに"Eureka"に決まっていたので、もう一つくらい哲学関連の曲を作ろうと思ってできた曲です。哲学家の言葉って現代でも通じるものが多くて、それが面白いです。今回は歌ものなのであまり曲の解説はしないのですが、これに関しては少し。「昔と比べると情報化が進み、自分の上位互換がうじゃうじゃ目につく世の中でアイデンティティを見つけるのは大変だよなあ」みたいなことを考えてたと思います。えっ!?みんなあまりそういうこと考えない!? M6:Eureka  アルキメデスが閃いた時に叫んだ言葉として有名なこの言葉。読み方はお任せしています。cogito〜がラテン語なのに対して、こちらは古代ギリシャ語だったと思います。

"Eureka"という曲を表題曲にしよう、こんな感じの歌詞にしよう、ということは決まっていたのですが中々いい感じのができない。期限が迫り、結局以前から書きためていた曲の中から一つ選び、抜擢しました。本当はもっとテンション感の高い(=落ち着いた)曲になる予定でしたが、これはこれで結構気に入っています。アレンジに関してはES1(Logic付属のもっともシンプルなアナログシンセ)大活躍ですね。ベースはRetro Synthです。本当はもっとアレンジに時間をかけたかった曲です(言ってしまえば全ての曲ですが)。これも改善点ですね。サビではダブリングをしています。 ジャケット

 拙い絵ですが、描いていて楽しかったです(特に背景)。なかなか曲も作って絵も描いて、というのは難しいのですが、今後もたまに描きたいなと思います(ジャケットにするかは未定)。当日、ジャケが良いと言ってくださった方がいたのがとても嬉しかったです。印刷に当たって少し暗くなってしまったのが残念でした。これも反省点です。

Eureka jacket background

 今回多くの反省点が見つかりました。しかし、自分なりにベストを尽くしたつもりです。購入してくださった方、本当にありがとうございました。次回どんな物を作るかは未定ですが、そろそろジャンルを絞ってもいい頃かなと思っています。  ほぼほぼ殴り書きとなってしまいましたが、読んでくださった方、貴重なお時間をいただきありがとうございます。  それではまた次回!デュエル、スタンバイ!!


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